皆さん、こんにちは。
営業の山本です。
山本語録、第4回は関西支店の工事部の1日に密着してみました。
営業とサービス(メンテナンス)と総務は皆さんも、なんとなく業務の想像がつくと思います。
でも、工事となると「現場で作業するの?」とか「大きな重機を操縦しないといけないの?」
といった疑問で、業務の規模だったり内容がわかりにくい部分もありますよね。
工事に興味があるけど、その辺がハッキリしないと不安という人も多いと思います。
なので、今回は”真面目”な回になりますが、ある工事部社員に密着してきたので、1日のスケジュールをご紹介したいと思います。
密着したのは関西支店/工事部の原田です!
おふざけ無しで、プロフェッショナル~仕事の流儀~っぽく纏めてみたので、どうぞ。
某日、8時25分。出社。
神戸市中央区。
三宮駅から徒歩10分ほど歩いたところに当社がある。
工事部/原田の職場である。
いくつもの現場を収めた施工管理者。今日の彼の朝はそこまで早くはない。
※現場が動いているときは、遅くとも8時前には入場しているので現場がある日は早い。
我々は、彼の1日を追った。
Q.現場が無い日は、いつもこのくらいの時間に出社ですか?
原田「そうですね。定時が8:45なので、現場ではなく、支店出社の日はだいたい15~20分前に出社しています。
今日は昼からは現場打合せですけどね。」
そう言ってウォーターサーバーの水を飲む原田の目は少し眠そうだった。
Q.どこの現場へ行くのですか?
原田「13時から、大阪の泉大津で搬入業者の現地調査と打合せに行きます。あっ、そちらも水どうぞ。」
そう言って我々スタッフに水を配る原田。冷たいコップを持つ原田の手は誰よりも熱い。
9時
朝礼を終えた原田はデスクで作業を始めた。
Q.何をしているのですか?
原田「まずメールとスケジュールの確認を行います。その後は今日の打合せの資料を用意していきます。」
9時45分
打合せの準備を終えて、上司に声をかける。
どうやら、今日向かう現場とは別の物件の打合せを行うようだ。
原田「担当物件は1件では無いですからね。多い時で3件ほど同時進行しますが、基本的には1~2件を担当することが多いですね。」
上司と打合せをしている原田の顔は真剣そのものだった。
10時15分
打合せを終えた原田は、再びデスクで作業を始める。
Q.13時に大阪なら、そろそろ出発しますか?
原田「え?まだかなり余裕ありますよ?11時前に出発するので、それまでは作図作業を進めています。
そんなに早く外に出たいんですか?(笑)」
そう言って笑う原田の笑顔に、プロの面影が確かに見えた。
10時55分
原田と我々は社用車のプロボックスに乗り込み、泉大津に向かう。
Q.これからの流れを教えてください。
原田「泉大津インターを降りて、ひとまず昼食をとります。
そのあとは、協力業者の搬入業者と合流して3月末に地下タンクの搬入を控えているので
現地を調査して、客先と当日の流れや今後の工程を打合せします。」
昼食シーンの撮影は恥ずかしいとのことでNGだったが、
ストイックな原田としては、仕事以外の顔を見せるのは恥ずかしいのかもしれない。
まだ13時まで時間があるからと、ある場所へ我々を連れていってくれた。
Q.宝くじ…ですか?
原田「たまに運試しでロト6を買っています。まぁ、当たらないんですけどね(笑)。適当に数字を選ぶ。それだけです。」
そう我々に言いながら、同時に用紙箱からスムーズに1枚取り出す。熟練の技がここにあった。
原田「そろそろ13時ですね。現場に向かうぜよ。」
13時
搬入業者と合流して現地調査を開始。
我々もヘルメットを着用して同行させてもらう。
原田「そこ、鉄板で養生しているので躓かないよう足元気を付けてください!」
周りを気にしながらも仕事に打ち込む原田は流石というべきか。
Q.現地調査では、どういったところを見ているのですか?
原田「地下タンク搬入の際、クレーンや搬入車輛をどこに配置するか。あとは、重機入場の際の導線を確認しています。
ちょうどここに地下タンクを据付します。」
原田「いずれ、この配筋の部分もコンクリートで固めて湾曲した受け部分になります。
その部分に地下タンクを入れ込むように据付します。」
我々に説明しながら仕事をしている原田の顔はとても自信に満ちていた。
Q.搬入は問題なさそうでしょうか?
原田「クレーン設置位置、導線も問題なさそうです。
あとは搬入計画書に反映してお客様へ提出、その後、地下タンクの搬入当日を迎えます。
では、お客様と打合せしてきます。」
そう言って現場事務所へ入っていった。
16時20分
現場事務所から原田が出てきた。
Q.打合せはどういった内容だったんですか?
原田「今後の工程と検査内容の確認がメインでした。
地下タンクを据付けた後は、配管工事も発電装置の搬入も控えていますからね。
大きなイベントとしては3月末に地下タンクを搬入して、7月には発電装置の搬入を控えています。
その間に配管や配線も敷設していくので、その辺のスケジュールの摺合せは早い段階でしていきます。
では、帰りましょうか。」
原田と我々はプロボックスに乗り、神戸に向かって車を走らせた。
その帰り道の途中に、工事部の仕事について話してくれた。
原田「工事部と聞くと現場で作業するイメージがあると思います。
四国工販の工事部の仕事は、施工(工事)を管理する施工管理になりますね。
先程の搬入据付施工業者や配管施工業者に施工を依頼発注して、その作業を指示するための図面作成や安全書類の作成。
現場で作業する際には現場代理人として、工具や重機を使った実作業はありませんが、
職人さんへの指示や、安全管理を行っています。」
Q.大変ですか?
原田「覚えることは多いので、最初は凄く大変です。
今も必死でやっていますが、現場のことがわかって少し余裕が出てくると現場が完成に近づくにつれて高揚してきます。
最後の現地試運転でガスタービンのエンジン音を聞く瞬間が一番好きですね。
あのジェット機のようなキーーーィンという音が堪りません。
やりがいという意味では、どの部署よりも一番感じやすい仕事だと思います。」
そう語る原田の目は輝いていた。
17時40分
神戸に到着。
プロボックスを駐車。
帰宅チャイムが鳴り響く中、茜色に染まる道を原田は歩く。
その道は決して楽な道ではないのかもしれない。
だが、竣工に向けて勇敢に立ち向かうプロがそこにはいた。
彼の明日はまた、早い。
終
いかがでしたでしょうか。
その後、原田は18時過ぎに退社していきました。
工事に興味がある方は、是非当社の説明会へ気軽にお越しください!
知識も資格も必要ありません!入社した後にOJT制度でゆっくり覚えていくことができます。
関西支店だと、今回密着した原田がOJTに就いて現場や資料作成を覚えていく事になります。
今回は工事部って実際どんなことをしているの?という質問も学生さんから多かったので密着してみました。
また来月の記事でお会いしましょう!
追伸:ロト6は外れていたようです。